2001.4.6

だっ、だれかぁ〜・・・

 満開だった桜も、花の隙間から青空がたくさん覗くようになってしまって、もうじき全てが散ってしまう。本当にさびしい。。。
 桜の花が咲き始めてからここ2週間くらい、ワクワクした気持ちの毎日が続いたので、花が散ってしまうとその気持ちまで消えてしまいそう。
 桜の花が咲き始めてからそのことばかりに気をとられていたのですっかり忘れてしまったけれど、3月の終わりまで毎朝鳴いていたうぐいすはいつの間にか姿を消していた。
 そしてそのうぐいすの代わりに現れたのは・・・なんと、カラスなのです。
 本当にカラス君たちには申し訳ないけれど、私はカラスがとても恐い。そう言っちゃなんだが、カラス君たちを恐いという人のほうが圧倒的に多いだろう。全身真っ黒というところ、身体も大きい、くちばしが大きい。そして何よりも彼らは頭がいい。
 たとえばカラス君たちが、あんな恐い見かけをしていても、上野公園にいるカモのように、餌をもらうためにヨチヨチ歩くようなそういうどこか間抜けた感じがあればまだ可愛い。でもカラス君たちにはそういう間抜けたところなんてない。生きていくために、食べ物を探すために、飛び回る。それでもって、仲間同士の連絡に余念がない。カラス君たちにスパイをやらせたら、さぞ優秀な逸材だと思うくらい、カラスの連絡網は抜け目ない。餌を狙うときも、連携プレイが光っている。
 そんなカラス君たちに、私は完全にバカにされているという事実が判明した。
 先週末から、南側の窓を開けると、ものすごい勢いでどこからともなくカラス君が飛んでくる。うちは最上階なので、屋上に飛んでくるカラスが、まるでうちの窓の中に入ってくるのではないかという勢いだ。
 しかも、カーテンを開けて外の様子を窺っている私の様子に気付くと、わざと飛んでくるのだ。 こわい。。。
 昨日の朝などは更に驚くことがあった。真っ正面から飛んできたカラスに心臓が止まりそうになったけれど、ここでひるんじゃいけない。なめられたらいつまでもカラスの居場所にされてしまう。それで私はガラス越しに、腰が引けながらも仁王立ち(というほど迫力もない)になったら、なんとカラス君は目の前で真っ正面から羽をバタバタさせて踊っているのだ。(これは本当の話)
 私は恐くてたまらないのだけど、それよりも、悔しくてたまらなかった。完全にバカにされているというのが読めたから。
 勇気を出して、窓をバンバン叩いたら、それでカラスはいなくなったけれど、でも全然驚いた様子もなかった。
 その証拠に、今朝もまたやってきた。 こわすぎる。。。
 なにか良い撃退法はないでしょうか?
 なんでもCDをぶら下げておくといいとかいうのも聞いたけれど、カラスにはそんなことはすぐに学習されてしまいそう。
 こんなに良い季節なのに、窓を開けるのが恐いこのごろです。