フランス語 それからどうなった?!
秋めいてきました! 今年は暑い夏が続いたので、金木犀の香りがするのも例年よりもずっと遅く、ここ数日でようやく薫ってきました。雨の中の金木犀のかおり。ほんとうにうっと〜りしてしまいます。その香りからマンゴープリンを食べているような感じはしませんか?
さてさて、この日記のタイトルのところを見ると、フランス語という欄が縦にふたつあります。みっつめにつなげるために、また、フランス語のそれからのことを書きたいと思います。
な、なんと!3年目に突入しました。好きなことだけには、とてもしつっこーーい私。間が抜けることなく、ずっと続いております。フッフッフー。休まずに続けていたおかげで、いちおう前よりは解るようになりましたのよん。
日仏学院での私のクラスは総合フランス語で、テキストがあり、話す、聞くはもちろんですが、読む、書くもかなりあります。そしてなによりも、フランス語というのは文法を重視する語学なので、文法の勉強はかなりあります。高校の英語の授業なんかとあんまり変わらないかもしれないけど、大きく違う点はというと、それは、ネイティブの先生たちばかりだということ。だからもちろん、どんな難しい話にだっていっさい日本語はありません。何を言われているのか、えっ??ちんぷんかんぷん・・・、でも聞かれたらとりあえずなんでもいいから話してしまえ!というシーンがいっぱい。
でも、初歩からそうだったということが、どれほど大切なことかを身をもって私は体感いたしました。
考えてみれば、中学のときは英語が大好きでした。習ったことのない言葉を習うことは、ちょっと大人になったような気分と、なによりも「発音する」っていうことがほんとうに楽しかったなあ〜。小学校のときに国語の本を音読することが大好きだったので、「声に出して読む」という行為は歌を唄うのと似ていて大好きでした。中学の英語の授業も「読む」ことがすご〜く楽しかった。ただ、英語の先生が「ミスター・アラキ」だったんで、日本人の先生の発音は・・・う〜む。。ねぇ。あとね、そんな言い方はほんとうにするんですか?っていうような言葉も習っていた気がします。もちろんそれは随分後にわかったことなんですけどね。
いちばん初めに他の国の言語に触れるときは、やはり、その国の人の言葉を聞く、真似する、っていうのがほんとうに大切なことなんですねえ。フランス語についてはそのように入っていったので、こんな大人になってからでも、なかなかよい感じでわかっていってます。それと音楽をやっているせいか、聞き取りはけっこういい感じのようです。でもでも、文法を覚えるのがたいへーんなのー。。大したことないところで「?」になって、友達に「ね、ね、これはなんでこうなるの?」って密かに聞くと、必ず、「考えちゃ駄目だよ。それはね、ただ、覚えればいいの」って言われる。あ〜〜。。記憶するっていうことはたいへ〜ん。
私の先生のステファン先生はとても優しくユーモアがあり、できなさそうなときに当てたりしないのでほんとうに助かるのですが、この夏の間、先生はフランスに帰っていたので、代わりに3人の先生に習いました。それはそれで刺激的で楽しかったのですが、ひとりの年輩の先生は、ものすごーく早口で、難しい話を弾丸のようにしてくるし、些細な発音ミスも見逃さないし、してくる質問も難しく厳しかったので授業が終わるとヘトヘトでした。ビジネス文書なんかを書かせられたときにどう書いていいのかわからず、ぼぉ〜っとしていたら、「書かなくてもわかるなんて、ATSUKO
は天才」なんて皮肉を耳元で囁かれてしまいました。でもね、先生は私たち以上に疲れたことでしょうね。
この秋でそのクラスは卒業で、文法はひと通り終わります。冬からはどのクラスに進もうかと、このところ友達とそんなことばかり話してワイワイやっています。
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