手のりバッタ
毎日書きたい出来事がわんさかわんさか出てくるのに、さぼってしまったらもう10月になっていました。今年もあと2ヶ月足らずなんだなァって考えると、早かったと思うけど、でもこの1年はいろんな出来事があって長かったような気もする。と書いていると、まるで「1年の閉め」をしているような感じになるのでこの辺りでやめよう。
タイトルとは関係ないけれど、昨日、高校時代の女友達7人で久しぶりに集まった(壮観!!)。もうだいぶ会っていなかったので、みんな高校時代と変わったかなあ?って思ったけど、全然変わっていなかった!相変わらずキレイで可愛いかったから本当に嬉しかった。同い年の女性、しかも10代の頃からの友達が変わっていないというのはすごく嬉しいし、安心する。自分も変わっていないよネって思わせてもらえるのが、とってもありがたいのです。
そういう初秋の一日があったりして、和やかムードにもっと花が咲いたのだけど、そのムードの口火を切ってくれたのが「ガーデニング」です。
1ヶ月くらい前に研究室の屋上に「だいこんの花」を移植することになった。だいこんの花は、線路沿いとかで春に見かける薄紫の愛らしい花。その花が春になって屋上にもいっぱいになればいいという先生の意図で、土を買ってきて植えることになった。それが一段落してからは毎日のように花の種類が増えて、花が増えたと思ったら今度はこおろぎをつかまえてきて放したり、そのうちに小さい「池」を作ってそこで熱帯魚を飼うことになっていた。野外で熱帯魚を飼うなんていうことが本当にできるのかどうか不安でいっぱいだったけど、温度調節をする素晴らしいものがあったり、3日分の餌とかいうのもあったり、ガラスでフタをしたり、魚を飼ったことのない私には毎日が新発見!で、仕事中、ついつい何度も屋上に行ってしまう毎日なのだ。小さい池の中で元気そうに泳ぐ魚たちの姿を見ていると、全然飽きない。時間があれば、何時間でも見ていられる。そして見ているうちにそれぞれの魚の特徴や性格がなんとなくわかってくると余計に面白い。魚にも社会があって、生きていくためにはいろいろ苦労もあるでしょ?って思ったりして妙に感慨深い。
その魚以上に私にとってかわいいのは、「手のりバッタ」なのである。「そんなバッタっていた?」って言われそうだけど、そこには、たった1匹だけ、なぜか私の手に乗ってくるバッタがいるのだ。そしてそのバッタは手のひらを歩いたり指先にとまっていたり、こちらがじっとしているとかなり長い時間とまっている。バッタは数匹いるのだけれど、手に乗ってくるバッタはその子ひとり(?)なのである。男か女かわからないけど、とりあえず、バタコと命名した。そんな風になつかれると、不思議なくらい愛情が出てきて、屋上に行くとバタコをついつい探してしまう。バタコは私にとっての癒しグッズみたいですね。
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