2000.12.28

スタバとドトール

 今年も残すところ、あと数日となってしまいました。皆さまにとって、今年はどういう一年だったでしょうか。私はこの一年はいつにも増して、人に恵まれた一年でした。どうもありがとうございました。
 ・・・という感謝の気持ちはちょっと置いておいて。
 今月は、都営大江戸線が開通したことがちょっと嬉しかった。それというのも、職場までのルートが2通りになったから。どうしても「道草好き」性分の私は、毎日同じ道のりを皆勤するということが何より苦手なのである。それが、どうして同じ場所にずっと勤められているかというと、ここは東京の都心でありながら、散歩道みたいな場所だからなのだ。それに電車のルートが2通りになるっていうことは、もうありがたいとしか言いようがなくて、定期券が切れたことを良いことに、毎日気ままに好きな方に乗ってきている。うれし〜。今日はどっちで行こうかなあ、帰ろうかなあ、そうやって考えていると、通勤も全く苦じゃなくなる。
 その大江戸線開通に伴って、私の利用している最寄り駅の構内には、やっとドトールコーヒーが入った。これで浮かれていることがかなり遅れているなあと思うのだけど、お洒落なOLさんに人気と言われているスタバが入るような駅ではないので、ドトールで満足なのである。
 さて、皆さんは、やっぱりスタバのほうがお好きでしょうか?私は個人的に、ドトールのほうが好きなのです。
 スタバはたしかに全てがお洒落っぽくて、客層も若い。しかも外人さんも多くいる。そして何より、メニューが豊富。自分の好きなようにアレンジがいくらでもできるような、少々難しいメニューでもある。食べ物の種類も多いので、軽い食事代わりにもなる。以前、ニューヨークに行ったとき、まだスタバが日本に上陸していない頃、モカフラペチーノっていうのを飲んで、その何とも言えないコクに感動したことも覚えている。スタバグッズも、マグカップやら、バッグやら、いろいろ売っていて気が利いている。それに全席禁煙なので、空気もキレイだ。
 しかし、私はこの全席禁煙っていうのが、あんまり好きになれない。私は全くタバコを吸わないから、全席禁煙ってありがたいのかもしれないけど。でもなんか「人を統一する」っていうそのやり方が気にくわない。人が憩ったり、お喋りをしたりする場所で、タバコ吸いの人は、タバコを吸えなければ憩えるはずもなかろう。私は決して「いいひと」じゃないけれど、でも、タバコをもし自分が吸っていたとしたら、そんな風に規制されたらいたたまれない。だったら、そういう人はスタバに来なきゃいいじゃんっていう強気な態度なんだろうけれど、でもなんとな〜く、そういうのって嘘臭い気がしてならない。
 ドトールはハッキリ言って、おやじくさいし、お洒落ではない。メニューも少ない。退廃的なにおいも感じられて、しかも店員さんもやる気満々でもないのが、妙に居心地がいいのは変だろうか?