1998.6.25

 ついこの間まで、こういうのってなんだか恥ずかしくて抵抗があったけど、やっぱり書くことにしようって決めた。ただし、何か感じたことだけ・・・。日記を書くつもりはありませんのでご安心ください。

トルコ桔梗のなぞ

 窓辺にピンクのトルコ桔梗を3輪飾っておいた。
 昨日までどこから見てもピンク一色のトルコ桔梗だったのに、今朝見たら、蕾が開いていて突然白の花が咲いていたのだ。茎が2つに枝分かれして、片方はピンク、片方は白。とても行儀良く礼儀正しく、仲良く紅白に分かれている。
 花は大好きだけど、花の名前をまあまあ知っているくらいで知識人でもない私は、このことについて、もうかなりの驚きがあった。
 今までトルコ桔梗は結構見ているし、単色のもの、縁だけが色づいているもの、ちょっと斑模様のものまで様々な種類があることはわかっていたけれど、1本の茎から違う色の花が咲いているのは初めて見たのである。
 う〜ん・・・・・・。これってよくあることなの?もし余りに当たり前のことなら厚顔無恥を晒しているようなものだけれど、書かずにいられなかった疑問。
 誰かトルコ桔梗に詳しい方がいたら、ぜひ教えてください。

1998.6.29

サンダル事件

 トルコ桔梗の謎が解けぬまま新しい週を迎えた。この3日くらい東京地方は異様に暑い。6月で熱帯夜なんてホントに珍しいだろう。
 話は全く変わるが、私は大の「アニエス・b」ファンである。しかも並のファンではない。このホームページでも少しだけ触れているが、アニエスのファンは世の中にたくさんいるけれど、「カルトQ」がまだ存在していて、しかもアニエスの特集があったら、きっと私、勝てるんじゃないの〜と密かに思っている。
 だから、アニエスの服は例えどんなに古くなったTシャツであってもモノゲンユニとかで洗っちゃったりする。何年も前の古びたTシャツでもそれはそれは大事にして、購入したものは専用ノートに絵を描いておくほどだ。
 でも、本日書きたいことはこういうカルトの自分を自慢することではない。
 本日のお昼過ぎに歯科に行った。外来のエスカレーターに乗りながら、足元にとても違和感があった。いや、実はもうお昼から違和感があったのだけれど・・・。いつも履いているサンダルが妙に変な感じがする。でもそんなことを気にしている場合じゃないので、とりあえず急いでエスカレーターを駆け上がった。
 すると、いきなり変な長細い金具が自分の足元から出てきたのである。(なに!?これ??)と拾った瞬間、完全にサンダルの底と、中敷きが分離してしまったのである。つまりもうサンダルはバラバラの状態になってしまった・・・。こりゃあ、きちんと歩くことはとても無理である。どう頑張って足を引きずっても、ゆっくり歩いてみても、どうやっても無理なのである。ちょっとすかして歩いていた自分が、こうなっては妙に悲しい・・・・。これはもう裸足で歩くしかないだろうか?と思いながら、最後の望みをかけて、通りすがりの人に「輪ゴムを持っていませんか?」と尋ねてみた。もし輪ゴムが手に入ったら、底をゴムで巻いてその場一時しのぎをしようと思ったのだ。でも、輪ゴムを持ち歩いているなんていう、その時の私にとって神のような人は世間に少ないかもしれない。
 結局、輪ゴムは手に入らなかったので、静かに目立たぬように待合所の前を通り抜けて診察室に入り、診療時間を遅刻した理由を先生に告げた。苦笑はされたけれどすぐにボンドで応急処置をしてくださり、とても救われた気持ちであった。歯だけでなく靴まで修理をしてもらったという本当に恐るべき患者に、私はなっていた。
 ところで、冒頭のアニエスの話はなんなのさ!とお思いかもしれませんが、勘の良い方はすぐにお分かりでしょう。私をひととき恥ずかしい世界へ導いてくれたそのサンダルは、アニエス・bの製品なのでした・・・。ううっ・・・。

1998.6.30

なんだか不思議

 前々からとても不思議なことがある。
 例えば、突然話題に出したり、ふいに思い出した昔の友達から何年ぶりかに電話があったり、道端で偶然に会ったり。軽く食事をしようとお店に入ったら、席の向かいに、少し前に意味もなく思い出したここで会うはずもない人が座っていたり。ちょっと噂をしていた人から電話がかかってくるなんていうのは日常茶飯事。知り合ったばかりの人と異様に意気投合をして住所交換をしたら、隣のアパートの住人だったり。
 人に限らず、(あれってどういうことかな?)と疑問に思っていたら突然テレビで放送していたり、(あの名前はなんだっけ?)と考えていたら電車の停車駅の大きな看板に書いてあったり。とにかくこうやって書いていると、キリがないくらいにこういうことが私にはある。
 「女の第六感」というのなら恋愛中の女性なら一時誰でも持つものだろう。たった1人しか目に入らず脳細胞は彼1人に侵されている。周りの男性陣は完全に路傍の石のようになってしまう。周囲には大変失礼だけれど、本人にとっては甘い至福の時間。そうかと言って楽しいことばかりではないのも恋愛・・・。大きな恋愛には苦しさはつきものだ。そうなのだ、ジェラシーというやつですね。とにかく彼の女友達一同がみんな何か怪しい存在に思えてくる。で、ホントに怪しいヤツもいたりして、そしてまたそれが「ぴーん」ときたりするのだ。これって女性特有の能力だと思います。この能力に関しては女友達は皆一様に声を揃えて「自分も持っている!」と豪語する。
 しかし、前々からの私の不思議な現象は恋愛で発揮されているわけではないのである。(どうもそういう点では勘が鈍っているような気がしてならない・・・)でもひとつ言えることは、結構求めている事柄には出会えていることだ。
 そうそう、ちょっと違う現象だけどこういうこともあった。パルコでイントロ当てクイズがあって何気なく参加して、ほとんど全くわからない状態で、本日の目玉商品の「マウンテンバイク」になった。その時、ふと(もしかしてこの曲が流れたりして・・・・)と心の中で思った曲が偶然に流れて、しっかり帰り道はマウンテンバイクで帰った。
 某駅ビルで、待ち合わせ時間までの間、ウインドウショッピングをしていたら、何気なくブラウスを手に取った瞬間に音楽が流れ横にバニーガール風の女の人とトナカイ(クリスマスの季節だったので)が立っていた。「あなたがラッキーレディに選ばれました!!!」とものすごく大きな声で言われて、そのただ買うつもりもなく見ていた22000円のブラウスは一瞬にして私の物になった。
 まあ、これはただの偶然。「物」を求めているわけでは決してないから誤解しないでください。
 ただもしちょっとだけ変わった能力が自分にあるのだとしたら、一番望むのは、日々「ハッとするような面白い出来事」にはず〜〜っと遭っていきたいものである。