1988年8月から1992年10月まで2週間に一回の割合で、研修医、助手がテーマにそった報告を行い、それをもとに自由に討論が行われた。今日のシステム研の考えの土台を築いたカンファレンスであった。
回 日付 担当者 テーマ 1 1988.8.17 越路みのり 心機能の新たな指標、平均心室圧とCardiac Conductance 2 1988.8.31 井田 孔明 心拍の調節に関する研究1
周波数および振幅の数学的表現について3 1988.9.7 石井 照之 混合静脈血酸素飽和度の正常値とその意味 4 1988.9.21 堀尾 恵造 テニスでボールを打ち返す一連の動作についての大まかなブロック線図の作成と小脳失調児、錐体外路障害児の問題点 5 1988.9.28 長野 満子 寝たきりの児の精神神経学的理解のための問診表作成 6 1988.10.5 5回までの補足討論 7 1988.10.19 星川 欣明 記憶喪失とそのメカニズムについて 8 1988.10.26 北原 史章 IgGMAの定常状態とステップ応答に関する調節システムについて 9 1988.11.9 石井 照之 肺血管抵抗Rpの画像表現について 10 1988.12.7 渋谷 和彦 ベクトル心電図の左室右室成分の分離について 11 1988.12.14 10回までの補足討論 12 1989.1.11 星山 雅樹 線形常微分方程式の解法とその意義 その1 13 1989.1.18 星山 雅樹 線形常微分方程式の解法とその意義 その2 14 1989.2.1 先崎 秀明 輸液内容による時間的分布の理論的モデル 15 1989.2.15 14回までの補足討論 16 1989.2.22 植田 純子 高圧酸素療法とその意義 17 1989.3.1 福田 倫明 細胞レベルの代謝の個性はあるか 18 1989.3.22 長畑 薫 新生児生理的体重減少の意義 19 1989.5.10 菱 俊雄 生理学的実験のテーマ、組織およびじ準備について 20 1989.5.31 脇田 傑 右心房はいかなる情報源か 21 1989.6.14 石井 照之 肺血管抵抗Rpの画像表現について その2 22 1989.6.21 渋谷 和彦 僧帽弁、三尖弁のInflow patternと心室拡張期特性、心房特性 23 1989.7.5 植田 純子 低血流、低酸素の各臓器に及ぼす影響
細胞レベルから機能へ24 1989.7.12 久米 正法 薬効の単剤効果と多剤による相乗効果について 25 1989.7.19 24回までの補足討論 26 1989.9.6 中山 承代 Tリンパ球が人間としたら 27 1989.9.13 於保 信一 PDAを薬剤で開閉固定することは可能か 28 1989.9.20 関根百合子 薬剤のDoseの個性化について 29 1989.11.15 市堰 浩 車道を歩きながら、彼女のことを考えている男の中枢神経の働きをブロック線図であらわせ 30 1989.11.29 29回までの補足討論 31 1989.12.13 三原 律子 若き病理学者の抱負 32 1990.2.21 香取 竜生 Laser beamによる物質、細胞の識別の可能性 33 1990.3.14 脇田 傑 過渡解析と定常解析 34 1990.4.4 33回までの補足討論 35 1990.6.6 菱 俊雄 動物実験予定 36 1990.6.20 木原 亜古 遺伝子はいかにして発達、性格を発現するか 37 1990.7.18 於保 信一 Thermographyの臨床的応用 38 1990.9.5 石井 照之 DSAを用いた画像診断 39 1990.11.21 米沢美保子 微小循環を含む脳血管の分布とその意味 40 1990.12.5 39回までの補足討論 41 1992.5.20 土田 晋也 循環の発生と進化 42 1992.6.3 小林 茂俊 アレルギーを語る 43 1992.6.17 小林 茂俊 アレルギーを語る その2 44 1992.7.15 中村 嘉宏 ”エントロピー”新しい医学概念の創出
物理学的世界から生化学的世界へ45 1992.9.16 中村 嘉宏 ”エントロピー”新しい医学概念の創出 その2 46 1992.9.30 森脇 浩一 10年後の神経芽細胞腫 47 1992.10.7 秦 堅佐工 ”システムとしての肝”その構造と調節生理
Edited by Toshio Hishi